先頃、弊社ユーザーであるワタミファームより「グラスフェッドミルクアイス」が発売されました。そのこだわりと販売経緯についてご紹介します。

ワタミファーム美幌峠牧場

北海道美幌町にあるワタミファーム美幌峠牧場は美幌峠の中腹に位置し、標高650ｍ、約300haの広大な敷地で放牧酪農を行っています。美幌峠牧場では放牧する放牧地、牧草を収穫する採草地ともに有機認証取得しており、現在は約300頭のホルスタインを飼育し、生乳本来の味を追求したミルクでアイスを作りました。

牛にも人にも地球にも優しいグラスフェッドミルクアイス

ワタミファーム美幌峠牧場のコンセプトは3点

• 環境負荷低減
• 動物福祉
• 食料自給

これらを実現する手段として放牧・グラスフェッド循環型酪農にたどり着きました。北海道の酪農のイメージでは牛がゆっくりと緑の放牧地に横たわり反芻している様子を思い描かれるかも知れませんが、実はそのような環境の放牧型酪農は酪農全体の数％にすぎず、ほとんどが牛舎で穀物飼料を与えられる飼養方法です。

グラスフェッドミルクとはグラス（牧草）をフェッド（与えられた）飼養管理方法で、春から秋は放牧、冬から春にかけても牧草を主食として育てた牛たちのミルクです。有機農業に取り組むワタミファームだからこそ、牛にも人にも地球にも優しいアイスを作ることが出来ました。

福村農場長の挑戦

「穀物を与えずに牛乳を搾る」挑戦は2018年から続いています。当初、周囲からは散々ネガティブな言葉をかけられましたが、信念を持ってやり通してきました。「ど素人だから出来たと思う」と福村農場長。エサの給与内容を一から見直し、ストレスをかけない環境作りに力を入れる事で牛の健康を徹底的に考え、たどり着いたこの飼養管理により、美幌峠牧場の牛たちは平均的な牧場よりも2倍長生きしています。

健やかな牛からの美味しい恵み

牛に優しいだけでは無く、栄養価も高く、人の健康にも良いアイスが出来ました。従来の穀物飼料中心の生乳に比べ、βカロテン由来のビタミンＡ含量が3倍以上、またオメガ3、共役リノール酸、ビタミンＥの割合も多く含まれます。

「このすばらしい環境で作られる牛乳を世に出したい」。福村農場長の挑戦は続きます。

 

「グラスフェッドミルクアイス」の販売について

下記店舗にて取扱しております。

・楽天市場

・JR美幌駅　物産館