ドライⅢ17

製品パンフレット

~乾乳を制するは酪農を制す~低Ca血症予防の乾乳期用配合飼料

現場で良く耳にする『乾乳を制するは酪農を制す』の名言を重視し、分娩後に起きやすい低Ca血症に効果的なミネラル吸収を促進するDFAⅢ(オリゴ糖)に加え、ビタミンA/D/E、肝機能改善が期待出来るベタイン、ストレス軽減効果のあるイースト菌を配合しています。

ドライⅢ17

基本情報

用途 乾乳牛用
CP 17%
TDN 72%
荷姿 20kg・500kg
形状 ペレット&フレーク

どんな時に使うの?

  • 低Ca血症牛が多く悩んでいるとき、高泌乳牛が多く、カルシウム要求量が多いときに使用してください。

どんな効果があるの?

  • DFAⅢはCaの一般的な吸収経路からではなく、細胞と細胞の隙間(タイトジャンクション)からの濃度勾配で吸収を促進させる特徴があり、高泌乳牛群や高齢牛といったCaの消費が激しい牛や一般的な活性型ビタミンDを介した吸収経路の機能が低下した牛に対しても効果があります。
  • ベタインによる脂肪肝の予防、βカロチンによる繁殖改善への効果が期待されます。

どうやって食べさせるの?

  • 乾乳前期2kg/日、後期4kg/日を推奨しています。
  • さらに分娩後7日間にかけて給与すると分娩後の立ち上がりが良好になります。
  • トップドレス、もしくはTMRに混ぜて給与してください。

その他特徴・注意事項

  • 乾乳牛に対してCa剤を給与されている場合、炭カル100gを上限に給与してください。
  • 過度のCaと併用した場合、吸収が促進される事による低Ca血症の可能性があります。
  • ビタミン類を強化しておりますので、蹄強化、繁殖改善へ期待できます。

給与データ・効能

DFAⅢのミネラル吸収促進効果

DFAⅢのミネラル吸収促進効果

DFAⅢは、腸管からのCa吸収を促進する作用があります。
ミネラルは十二指腸や小腸の腸管上皮細胞の中、または隙間を通って吸収されます。DFAⅢは細胞同士を繋いでいるタイトジャンクションに作用し、ミネラルの通り道を広げます

DFAⅢ給与によるルーメンの動きと採食量の変化

DFAⅢ給与によるルーメンの動きと採食量の変化

DFAⅢを分娩前2~分娩後1週間後まで40g/日給与する事で、ルーメンの働きが活性化され、分娩後の採食量が増えました。

商品に関するお問合せはこちら