活性イースト菌の牛のルーメン内微生物に対する効果は?

「ルーメン内微生物培養液中で嫌気性菌とセルロース分解菌を増加させます」

弊社では、製糖の際に作られる糖蜜を利用して活性イースト菌を培養しています。一般的にはパン作りに利用されている活性イースト菌ですが、牛に対しても様々な給与効果があります。

飼料に含まれる活性イースト菌は通常胞子の状態で存在していますが、牛に給与するとルーメン内で出芽し、嫌気性菌やセルロース分解菌を増加させます。表1はルーメン内微生物の培養液にイースト菌を添加しなかった(無添加)培地と添加した培地の嫌気性菌およびセルロース分解菌数を示したものです。イースト菌を添加することで、嫌気性菌とセルロース分解菌の数がともに増えることがわかります。

活性イースト菌の牛のルーメン内微生物に対する効果は?

活性イースト菌の牛のルーメンpHに対する効果は?

「ルーメン環境を改善し、潜在性ルーメンアシドーシスを予防します」

牛に活性イースト菌を給餌するとルーメン内で乳酸利用菌の活性を高めることから、ルーメン環境を改善し、潜在性ルーメンアシドーシス(ルーメンpHが5.6~5.8以下になり採食量低下をもたらす)の予防につながるといわれています。

図1は活性イースト菌を21日給与した群(イースト群)と給与しなかった群(対照群)のルーメンpHが5.6以下になった1日当たりの時間(分)を測定したものです。イースト群では対照群と比べて潜在性ルーメンアシドーシスになる時間が有意に低くなりました。

活性イースト菌の牛のルーメンpHに対する効果は?