オリゴ糖「DFAⅢ」を飼料添加物として欧州委員会に申請

この度、当社で製造しているオリゴ糖「DFAⅢ(Difructose dianhydride Ⅲ)」を飼料添加物として欧州委員会に申請しました。

DFAⅢ」は、チコリやゴボウに含まれているイヌリンから生成される、フラクトース2分子から成るオリゴ糖の一種で、当社が世界で唯一工業化に成功しており、清水バイオ工場(北海道清水町)で生産しております。腸管上皮細胞を繋いでいるタイトジャンクションに作用し、ミネラルや免疫物質の吸収を促進し、人や牛の健康に寄与する事が学会誌等で報告されています。

今般2022年11月18日に、当社は「DFAⅢ」をEU域内において全反芻動物種に対して使用する飼料添加物としての認可取得のため、申請書をEurope Committee(欧州委員会)に正式に提出しました。EU域内の乳牛保有数は日本の約15倍、牛乳生産量は日本の約20倍になります。「DFAⅢ」は牛の健康維持に資する安全な素材としてEU域内において大きな潜在需要が存在するものと考えており、認可取得後は、牛用の飼料添加物としての輸出を検討しております。