DFAⅢのカビ毒吸収抑制効果

カビ毒が原因と考えられる牛の体調不良には、DFAⅢを給与してみてはいかがでしょうか?

当社で製造しているオリゴ糖DFAⅢは、2種類のカビ毒に対して吸収抑制効果が報告されています。

1つ目はゼアラレノンというカビ毒で、温帯以北で収穫されたトウモロコシや麦類に分布・汚染しており、女性ホルモン様作用を持つ内分泌かく乱物質です。10ヶ月齢の黒毛和牛10頭に対し、DFAⅢ40gを2週間給与したところ、給与から9日目および14日目の尿中に排泄されるゼアラレノンの濃度が低くなりました(図1)[1]。

2つ目はステリグマトシスチン(STC)というカビ毒で、コメやトウモロコシなどの穀類に広く分布・汚染しており、牛の肝障害などの原因となります。このカビ毒に対しては、今まで市販のカビ毒吸着材では吸着効果が報告されていませんでした。

ゼアラレノンの試験と同様の条件でDFAⅢを給与したところ、試験9日目および給与停止後9日目の尿中に排泄されるSTCが少なくなりました(図2)。つまり、STCの体内への吸収が抑制されたと考えられます。筆者らはDFAⅢが腸管の細胞同士を繋いでいるタイトジャンクションの機能を高め、腸管からのSTC吸収を抑制した可能性があると考察しています[2]。

 

[1] Todaら, Toxins 10, 223; doi:10.3390 (2018)

[2] Sasazakiら, Archives Animal Breeding 64, p257-264 (2021)