2022年1月17日 シリーズ 乳牛の分娩前後の低カルシウム血症(乳熱)を考える「第五回 前産時から分娩に向けて骨へのCa蓄積」 ようやく本論に入っていきます。第一回目で書きました低Ca血症の要因です。 今回は 1(1)骨のCa蓄積不足→高泌乳時の不足を泌乳後期~乾乳期に蓄積回復不足、について説明していきます。 (1)骨のCa蓄積不足 […]
2021年12月14日 環境にやさしい畜産業への貢献 「プラスチックごみ&コスト削減を製品を通じてお手伝いします」 近年、酪農・畜産分野でも環境負荷の低減や持続性、コンプライアンスが求められるようになっています。 今回は環境への観点から当社製品をご紹介します。 […]
2021年11月30日 シリーズ 乳牛の分娩前後の低カルシウム血症(乳熱)を考える「第四回 乳牛のCa要求量の計算」 私達は、Ca要求量を、電卓で計算できる「日本飼養標準乳牛2017年版」の算定式を用いて検証しています。 要求量は上の式に当てはめれば計算できます。 注意しなければならないのは、給与量の計算時、給与するCa剤の「Ca含有率 […]
2021年11月2日 シリーズ 乳牛の分娩前後の低カルシウム血症(乳熱)を考える「第三回 カルシウム吸収を促進するオリゴ糖DFAⅢ」 オリゴ糖Di fructose Anhydride(以下DFA)は、チコリーの根から抽出されたイヌリンを原料に、酵素合成されたフラクトースが2分子結合した難消化性オリゴ糖で、ⅠからⅣまで存在しますが、工業的に生産されてい […]
2021年10月18日 DFAⅢのカビ毒吸収抑制効果 カビ毒が原因と考えられる牛の体調不良には、DFAⅢを給与してみてはいかがでしょうか? 当社で製造しているオリゴ糖DFAⅢは、2種類のカビ毒に対して吸収抑制効果が報告されています。 1つ目はゼアラレノンというカビ毒で、温帯 […]
2021年9月27日 シリーズ 乳牛の分娩前後の低カルシウム血症(乳熱)を考える「第二回 腸には2通りのカルシウム吸収経路が存在する」 十二指腸には2通りのカルシウム(Ca)吸収経路が存在します(図)。 ①細胞内吸収 一つの経路は、腸上皮細胞内を、エネルギーを使って能動的にCa移動させる細胞内吸収で、血中Ca濃度が低下すると、上皮小体から上皮小体ホルモン […]
2021年9月15日 分娩後の採食量を回復させるには? 低カルシウム(Ca)血症を予防してルーメンが正常に働ける状態にしましょう 当社の乾乳牛向け飼料に添加しているオリゴ糖「DFAⅢ」には、私たちの強みでも解説している通り、腸管からのCa吸収を促進して分娩後の血中Ca濃度の回 […]
2021年8月30日 シリーズ 乳牛の分娩前後の低カルシウム血症(乳熱)を考える 「第一回 低カルシウム血症の発生要因の概要」 乳牛における過去の乳熱発生事例の分析では、「5産目で乾乳期の飼料中Ca含有率が1.0~1.5%のときに発生率が最も高くなる〔1〕」「分娩前飼料にCaを0.5~1.5%添加しても発生率は増加しない〔2〕」「Caを35~45 […]
2021年6月21日 子牛はどのように免疫を獲得しますか? 初乳に含まれる免疫グロブリン(Ig)を腸で吸収することで免疫を獲得します。 「子牛はいつ免疫を獲得できますか?」 子牛は生まれた後、母牛の初乳を飲み腸で抗体(免疫グロブリン:Ig)を吸収することで初めて免疫を獲得すること […]
2021年4月22日 カルシウム(Ca)剤は色々ありますが、Caが効率よく吸収されるのはどのCa剤ですか? Caの含有率と吸収率が高いCa剤がオススメです。 「飼料の中に含まれるCaはどのように吸収されますか?」 飼料の中に含まれるCaは第四胃の胃液でイオン化されてCaイオンになり、十二指腸で吸収されます。 &n […]